では、リズムを変えてみましょう。
まず、シンコペーションという手法を使ってみます。
シンコペーションを簡単に説明しますと、音譜とアクセントを動かすという手法です。
わかりやすく、ドラムで作ってみました。
各小節の一拍目のアクセントが前に出ているのが理解してもらえればと思います。
お聴きの通り、前にアクセントを動かすとスピード感が増します。
それを踏まえて、次の音源を聴いてみて下さい。
ちょうちょ ちょうちょ なのはにとまれ
赤字の部分が原曲に比べ、早めに歌っているのがわかりますか?
こういうメロディー作りをすると本来、スピード感が出ます。
…しかし、音源【 ちょうちょう シンコペーション 】では、余りスピード感は感じません。
なぜでしょう?
その理由はメロディーのリズムが変わったのに、カラオケのリズムが付いて行っていないからです。
【 カラオケを使ったメロディー作成 】では、カラオケは既存の物を使うので、編集できない前提でお話を進めています。
それでも、曲によってシンコペーションが効果的に使える場所もあるはず。使えるチャンスがあったら試してみて下さい。
また、シンコペーションを意識しながら色々な曲を聴く事で、自分のアレンジにも生きてくるハズです。
…ただし、使いまくれば良いというモノではありません。
メロディーのシンコペーションにオケが全部付いて行ったから良いという物でもありません。
使い分けるには、沢山作って、ノウハウを知り、色々な曲を聴いてセンスを磨くのが一番だと思います。
最後に、ちょうちょう シンコペーションのメロディーに合わせて伴奏を変えてみました。
これでスピード感が出ます。
前に音譜とアクセントをずらすと、スピード感が出ました。
では、後ろにずらす(遅らせる)とどうなるのでしょうか?
次はページで実験してみています。